転職活動の面接で面接官から実家暮らしや独身であることを馬鹿にされたこと

転職活動でとある企業の面接を受けた際に、面接官から実家暮らしであることと独身であることを馬鹿にされたことがあります。

 

その面接官の態度は入った瞬間から嫌な感じだなってというのを直感で感じました。

どうぞと言われ、ノックして失礼しますと言って私が入った時に3人の面接官に同時に睨まれました。

緊張していましたが、入ってすぐに、明らかになんだこいつって感じの顔をされ、睨んでるなというのが今でも覚えています。

 

面接官3人は部長、課長、主任だったそうです。

主に質問をしていたのは課長で、求人票にかかれている連絡先も課長の名前だったので、課長が採用担当者だと思います。

 

一番最初に課長から志望動機と前職を退職した理由を質問され、履歴書に書いた志望動機と実際に話す志望動機にズレが無いように答えを考える対策をし

履歴書に書かれている志望動機にプラスして、前職までの経験やスキルを活かして長く働きたい旨を話しました。

 

 

前職を辞めた理由については、人間関係と職場環境の悪化やサービス残業ばかりで、給料も下がっていったことです。

それをストレートに話すとわがままな印象を与えてしまう為、メリハリを持った働き方をしたい気持ちがあって退職を決め

新しく貴社で頑張りたい旨を話しました。

 

前職を辞めた理由はマイナスなイメージや不安を面接官に感じさせないように、プラスになるように理由を考え

ハローワークなどで相談をしながら、色々な人のアドバイスや意見を聞きながら対策を練っていきました。

 

志望動機と前職を辞めた理由は必ず聞かれるので、この二つだけは完璧に自信もって答えられるように練習を重ね、面接に挑みました。

 

その後、長所や短所、事務職だったのでパソコンはどのくらいできるのかの質問がありました。

 

すると、面接官の一人である部長が履歴書を見て、あれ?配偶者が無しなんだけど、独身さんってこと?と聞かれました。

独身だったので、はい独身ですとそのまま答えました。

嘘をついて良いわけないので、独身なので独身と言っただけで、一気に空気が変わったのを感じました。

 

さらに部長から「結婚はしていないんですね、ちなみに家族と同居ですか」と聞かれたので

実家暮らしに関しても嘘をつく必要はないので、家族と同居していますと答えました。

 

「独身な上に実家暮らしか」とため息交じりに言われました。

部長に限らず、その場にいた課長も主任も、独身さんはね…と、独身実家暮らしと本当のことを言っただけなのに

そんな雰囲気になるのか疑問に感じながらも、嫌な空気な中、独身か…の言葉に引っかかっていました。

 

その空気に耐えらなくなって思わず、独身ではいけないのでしょうか?と逆に質問してしまいました。

部長から「独身であることがいけないのではなく、独身でかつ実家暮らしの方は自分に甘い方が多く、体制が無い、弱い人が多いから

もしあなたが一緒に働くことになった場合心配なんだ」と言われました。

 

確かに、独身で実家暮らしはマイナスイメージになることもあり、親に甘えていると言われることもありました。

でも一人暮らしですと嘘をついて働くことはバレた時のリスクもありますし、嘘をついていたことが分かったら仕事しづらくなるし、

個人情報や資格については嘘や偽りがあってはいけないので、独身で実家暮らしだと正直に今の状況を伝えました。

 

これまで面接で実家暮らしの方はちょっと…みたいな言い方をされたことが無く、どう返したらよいのかわからない、想定外の質問でした。

 

課長から「独身の方も確かにいますし、それが悪いことではありませんが、実家暮らしと言うと良いイメージを持たない方もいます。

親元から離れろとは言えませんが、正直実家暮らしの方は自分に甘い部分が仕事にも出ている」と面接の場所で実家暮らしであることを責められないといけないのか

叱責されないといけないのか、その場で涙が出そうなのをグッと堪え、大変な面接でした。

 

課長から「最後になりますが、何か質問はありますか」と言われ、実家暮らしで独身であることを甘えだの言われ

採用されても絶対に働きたくないって思い、さっさとこの面接が終わって欲しかったので「ありません」と答え

「今回の結果は後日連絡します」と早口で言われて、面接が終わりました。

 

結果として,この面接で採用連絡をいただきました。

しかし、その後別の企業で採用の連絡があったことや独身や実家暮らしを甘えと叱責され、馬鹿にしたような顔をする上司の元では働きたくないので

辞退しました。

 

採用や内定の決め手となった場面はひとつもなく、きっと他の人が辞退して次、次ってなって私にたどり着いたんだと思います。

 

別の企業に内定を貰って、その時の面接では志望動機や前職を辞めた理由は深く聞かれず、色々ありますもんねって言ってくれ

それよりも具体的な仕事内容や繁忙期などこれから働くうえでの確認事項が多かったので、もしかしたら一緒に働くことを考えてくれているのかと感じました。

全ての面接に該当するとは言えませんが、過去のことを詮索せず、一緒に働くことを踏まえた質問や確認が多い企業から採用を貰うことが多かったです。

 

面接の場で、面接官が独身だから、実家暮らしだからと馬鹿にしたり、叱責することはあってはならないことです。

それを本人の前で言うことはありませんし、失礼な面接官だったなと思います。

逆に、そういう面接官が上司の元で働くことにならなくて良かったです。

 

実家暮らしや独身だからと言って甘えとか勝手に決めつけてきたことは腹が立ちましたが、転職活動の面接には色々あって

失礼な質問に対しては表情を変えず答えを控えさせてもらいたいと淡々と述べると良いというアドバイスを受けました。

 

時には失礼な質問もあり、そういった質問対する対策も転職活動の面接対策として必要だと実感しました。