初めて就職した会社で自分の親よりも年上の方との接し方に苦労した話

初めて就職した会社は同世代の方が2人しかいなく、全体的に見ると親と同世代かそれ以上の方が多くどう接したらよいのか分からなくて悩み苦しんだことがありました。

同世代の方ともシフトが違うことや年上の人が多いからか、年上の方との接し方をアドバイスして欲しいなと思い相談してみました。

 

すると、そういうのを私達に相談するのではなく、あっちは人生の先輩なんだから、直接どうしたら良いのかを聞いた方が良いと言われ

直接「どう接したら良いでしょうか」と聞きづらいなと思っていたので、直接言えたら苦労しないとかえって悩む結果となりました。

 

周りは色々話しかけてくれたりして気を遣ってくれたと今となっては思いますが、自分の親よりも年上の方とどう接したら良いの悩み過ぎて

話したりするのも疲れてしまっていた頃で、投げやりな態度を取ってしまったり、話しかけられないようにその場を去ってしまうようなことをしてしまってました。

そこから逃げれば話しかけられることもないし、話すこともないから楽だと思っていました。

 

ところが、私が入社して半年くらい経った頃には私が話の輪に入らず逃げていることで、とある先輩に怒られました。

学生の頃は同い年とか同じ学年の人と付き合っていればよかったけど、仕事は色々な年代の人が居るんだから

年上の人と話すのが嫌だったら一生学生やっていれば良いよ、貴方は社会には向かないよ。

貴方が話さないでそっけない態度とか取られると、こっちももう話したくないって思ってしまうよ。

こっちだって、何十歳年下の姉ちゃんと話なんてしたくないよ、同世代の人の方が話し合うし、何話したら良いのか分からないし

でも、避けるように逃げるのは無いよ。逃げられたらどうしようもないよ。と長時間叱責されました。

 

その先輩は自分の親よりも年上の方で、一番最初に私が配属の挨拶をした時にこの会社選んだのはどうして?と聞いてきた人でした。

私も端的にこの業務に興味あったからとか自宅から通勤しやすかったからと言えば良かったのだが、面接のときみたいにダラダラと長く細かく話してしまいました。

そしたら「うっとうしい」と言われて、傷ついたことがありました。

 

新入社員なので、あれこれ聞かれるのは今思えば当然だなと思いますが、当時は聞かれて答えてもうっとうしいと言われてしまうなら

聞かれたくないし、答えたくないし、誰とも話したくないし、逃げたいって気持ちでした。

 

それが本当は良くないことと頭の中で分かっていたけど、聞かれて否定されたりするのが怖くて、世代も違うし話しても合わないし

仕事しに来てるんだから、仕事だけやっていれば良いのに、なんであれこれ聞かれないといけないのかと悩んでいたら、しんどくなってしまい

年上の方とのコミュニケーションを避けるようになりました。

 

怒られたことは正直悔しかったし腹が立ったし、聞かれたことを答えただけなのにうっとうしいと言われて傷ついたのに

なんで怒られているんだろうって疑問でした。

 

悪口を言ってるわけでもないし、意地悪なことしていないのに、話したくないから話さないだけだし、自分のことを知って欲しくないし

仕事だけしていればそれで良い、仕事の方が大事なんじゃないのかってモヤモヤしていました。

 

怒られてすぐは、納得できない気持ちでいっぱいでした。

世代も違うし、何話していいか分からないし、答えたらうっとうしいと言われるし、どうしたら良いのかって余計に悩むことになりました。

 

結局は、話せそうな人にしか話さなかったり、私に怒った先輩のことを避けるようになってしまい、コミュニケーションを取ることを放棄していました。

 

自分の親よりも年上の方との接し方に悩み続けて、入社して間もなく1年過ぎようとしていた時に

私の年間休日が規定通り消化されていない事実が発覚しました。

 

とある日に休日出勤を命じられ、嫌だなと思いながらも仕方なく出勤してどうにか業務を終えて帰って

シフト表に休日出勤になったところをメモして、手帳にも記録したのを見ながら休日数を確認していると、あれ?休日が2日間足りないと気付きました。

でも計算違いかもしれないと、もう一度計算したら足りませんでした。

 

次の日にシフトを作っている副店長に休日日数が2日足りない旨を話したら、そんなのあり得ないと言われ取り合ってもらえませんでした。

こういうことはよくあるので、休日が少し少ないだけで騒ぐなとも言われ、諦めて帰ることにしました。

泣き寝入りするしかないなと帰る途中に、先輩達何人かに会って「何の話をしていたのか」と聞かれました。

答えたくないなと思いながらも、何も言わないとまた言われるだろうし、どうせ仕方ないって言われるだろう覚悟で

休日出勤をしたら、休日が2日間足りなくなって、年間休日も足りなくなった、それを話しても取り合ってもらえなかったことを話したら

それは酷いと一緒に怒ってくれ、支店の総務部に知り合いがいるからと掛け合ってくれ、総務部から副店長に話をつけてくれ、

何とか休みを入れてくれました。

 

その休みに私が出勤するよと先輩が言ってくれ、お礼を言ったら、ちゃんと記録して証拠を残してたからだよ。

あの時話してくれたから、動けたんだよと言ってくれ、話してみるもんだなと思いました。

 

親より年上の方だから、人生経験はもちろん、色々な方と接しているから接し方だったり人脈も広いから、

休日が足りないことを相談したら、総務部に掛け合ってくれ、心強いなと感じました。

同世代同士だと上司だから仕方ない、社会はそういうものだと慰めあうだけで終わっていただろう。

 

年上の方と話すことが無いからと逃げていましたが、思い切って話してみたことで頼りになるな、安心できるな

これから少しずつ話してみようかなと思えるようになり、先輩たちの会話に耳を傾けてみたら、仕事のアドバイスだったり面白い話が聞けたり

話かけられた時に答えたら、もっと気楽に構えて良いんだよ、考えすぎなんだよ、多少失礼なことを言っても大丈夫、そこでちゃんと直せば良いからさ

と言ってくれたことで、親よりも年上の方なので子育ての経験がある方も多く、仕事上のマナーや暗黙の了解とか、大人としてのマナーとかも教えてくれました。

 

参考書を読んだだけでは分からないこと、経験から教えてくれる人達が多かったことが良い経験だったと言えます。

今は自分の親よりも年上の方に対して、まずは輪の中に入って耳を傾けてみることから始めて、話せそうな内容だったら話に少しずつ入っていき

完璧に話そうとか、ちゃんと話さないといけないとか深刻に考えないようにしました。

もちろん、マナーや内容には気を付けないといけませんが、人の話の腰を折らずに自分の話は長くならないように、

相手が聞いてて負担にならない長さを心掛けることも教わりました。

 

年上の方が多い職場を最初の会社で経験できたので、その後年上の方と話す時に世代が違うからと逃げたりすることも無くなりました。