上司とパートのおばちゃんからの板挟みに耐え切れなくなった話。

専門学校を卒業後、某100均一のお店で働く事になりました。

基本的に正社員での入社は、店長候補として扱われ、私は嬉しくも1年も経たないうちに副店長としてお店を任されることになります。

元々はとあるエリアの3店舗をA店長が管理していたのですが、その中でも一番規模の小さいお店を任せていただくことに。

私は嬉しさと少しの緊張を交えながら副店長として頑張ろうと胸を躍らせていました。

しかし、そんな幸せな時間は一瞬で消え去ります。

50代くらいのパートのおばちゃん、Bさんがなかなかの新人いびり体質で、パートでも社員でも副店長でもお構いなしにガンガン攻めてくる人だったのです。

私が副店長になるまでに教えてもらった仕事の多くがBさんのルールとは異なっていたために、「どうしてそんな並べ方するの!」「それはほかの店のやり方でしょ!」「この前もいったでしょ!」と強く私を叱りつけるのです。

とはいえ、商品の並べ方ひとつとってもルールというものがあります。

もちろん許容できるものもあるのですが、Bさんの仕事は正直許容できるものではありませんでした。

商品を補充する時や新商品を陳列する際にどうしてもBさんのやり方では効率が悪くなってしまいますし、商品棚のスペースも確保できません。

そのことをいくら説明しても「だからそれは他の店のやり方でしょ!ここはその店じゃないの!」と言って話を全く聞いてくれません。さらにBさんの傘下にあるパートさんも同じ考えを持っているため、どの売り場で仕事をしていても「副店長、どうしてこんな並べ方するんですか!」と怒ってくるのです。

ここまでくると本当に私が悪いようにも思えますが、エリアマネージャーが店に来ると、Bさんたちの陳列した商品だなを見て「どうしてこんな並べ方なの?何度も言ってるけどマニュアルがあるよね?」とBさん達を注意するのです。

私はこれでどうにかBさん達が落ち着くかな、なんてのんきに構えていましたが、エリアマネージャーは私を見て、「副店長なんだからしっかり注意しろ。」と言って事務所に入っていきました。

「たしかに」と思いつつも、私は今まで何度もBさん達にルールやマニュアルを説明していたし、「他の店のやり方」と吐き捨てられていました。

副店長になったとはいえ、1年も経っていない私はエリアマネージャーに抗議する勇気もなく、Bさん達に「そうじゃないでしょ!」と言われ、エリアマネージャーには「どうしてパートの一人ろくに注意できないんだ」と怒られの繰り返し、A店長に相談しても「あの人たちは頭が固いからね~」とへらへらしながらうまくかわすだけでした。

そんなこんなで2年目の夏になったころ、私の我慢は限界を迎えるのでした。いつもの様にBさんが「だから副店長!」と話し始めてきたので、「ルールはルールです!他の店もこの店も一緒です!」と大きな声で主張しました。

Bさんは「えっと...でも」と言ってくるので、「でもじゃありません。ルールはルールです。」と強気のまま話し、黙々と仕事をつづけました。

これで少しはましになっただろ、と思っていたのですが、この戦いはまだ終わりません。数日後エリアマネージャーから電話が入ります。

「おまえBさんに怒鳴りつけたんだって?そんな教育の仕方があるか。」という内容でした。

要するにBさんは私にパワハラをされたとエリアマネージャーに報告をしたのです。私は0から10まできっちり上司に説明をするも「もっとやり方があるだろ」とだけいって明確な方法は一切教えてくれませんでした。

考えてみれば、エリアマネージャーはBさん達に強く出ることはなく、「これマニュアルと違うんだよね~」とだけ言って、Bさん達と目を合わせることなく他の売り場に行ってしまうことが多く、まともに教育をしている姿を見たことがありません。

それに相談してもへらへらとした態度をとるA店長がしっかりパートさんを叱る様子も見たことがありませんでした。

また、Bさんは私が担当してお店がグランドオープンする時から働いており、その時はまだまともなマニュアルが無かった時代でした。

Bさんはそれなりに年を取っているのもあり、現代的なマニュアルが身体にあわなかったんだと思います。その後Bさんを注意すればエリアマネージャーに怒られ、何も言わなければエリアマネージャーに怒られ。

相談する相手はA店長しかおらず、返事はいつも適当なものばかり。

「こんな会社で我慢するのバカバカしいな。」そう思った私はエリアマネージャーに「自分で注意できないからといって私に丸投げ、しかもBさんから何か言われればその場しのぎのために私だけにヘイトを集中させるのは正直納得できません。

これ以上改善される見込みもないと思えませんので今日限りで辞めさせてもらいます。

残りのシフトは全部有給で消化してください。」と電話で報告し翌日からお店に行くことはありませんでした。

何度かエリアマネージャーから「ちゃんと話をしよう」とメールや留守電がはいっていましたが、あんな胸糞悪い職場に行くもの好きなんていねーよ、と思いながら転職先をさがし、無事により良い会社へ就職できました。

転職活動の際に利用したサイトのはこちらのサイトです。