私が最初に就職した会社で少し年上の女上司に苦労したお話になります
私は、22歳の時に初めて就職をしました。
業種は小売業でドラックストアの店員からスタートとなりました。
社員は私と3つ年上の女上司の2人だけで後はパートさんやアルバイトさんで補っていました。
この職場で一番苦労したのが女上司との人間関係でした。
ドラックストアという特殊な小売りのため薬品や日用雑貨などにあまり知識がなくレジ打ちなど出来ないことが沢山ありました。
私が主に業務を教わっていたのは薬剤師の方とアルバイトの方とかからでした。実はこちらのお店私以外は皆女性でした。
そういったこともあり店内で私は浮いた存在となっていました。
それでも学生時代にコンビニでアルバイトをしていたことがあるので接客には自信がありました。でも女上司は私の全てを否定してきたのです。
何をやっても文句を言われる有様でした。
お店事態は朝の10時から夜の9時まで営業をしています。
定休日はないので年末年始以外は毎日営業をしています。
特に女上司が休みで私がその日の責任者として一日やった次の日に女上司が休み明けに出勤してきた時が地獄でした。
昨日一日何をやっていたのかと怒鳴り散らされます。
そんな姿をパートさんやアルバイトさん、しまいにはお客の前でも怒鳴られる始末でした。
そんなこともありその職場では私は使えないヤツとして孤立していきました。
それから半年間何とか我慢をして続けました。
本当はすぐに辞めたかったのですが、他に行く当てもなく女上司のいじめを必死に耐えていました。
女上司が恐かったので商品知識などいろいろ勉強をして薬品や日用品、情勢の生理用品の知識などを身につけました。
そんな折、ドラックストア店員として女上司との人間関係以外は何とか仕事が出来るようになった頃転機が訪れました。女上司が異動となったのです。
その女上司に代わって新しく来た上司は私より一回り年上の男の上司でした。この方は前の女上司に比べると人間出来ているといった感じでした。
しかも、物言いも丁寧で方意欲のある方でした。
新人上がりの私にもある程度信頼を置いてくれて仕事を任せてくれます。それに仕事以外の雑談も凄く楽しいのです。
新しい店長が来てからは職場の雰囲気が明るくなってきたのです。アメとムチの使い方がうまく私をその気にさせてくれます。
このドラックストアの店員の面白さを教えてもらいました。
それと同時にキャリアアップとなる薬品販売の資格も取らせていただきました。
こちらの男性上司の下で3年程働きました。その後会社に私の功績が認められ、別の店舗の副店長を任されることとなったのです。
私が26歳の時でした。その4年後に会社は潰れてしまいましたが、今も別のドラックストアで元気に働いています。
初めての会社で私が経験して分かったことがありました。人と一緒にやる仕事で大事なのは人なのだと感じたのです。
いくら給料が良くても職場の人間関係が悪いとただ苦しいだけです。好きな人とやる仕事はとても格別です。
その経験を私は実際に体験したから分かるのです。最初の女上司の下で血反吐を吐きながら何とか1年間頑張りましたが、とても苦しい状況でした。
まるで出口のないトンネルをさまよっているようでした。
それでも頑張れたのは1年で女上司が異動することが分かっていたこと、他に行く当てがなかったこと、せっかくドラックストアに就職できたので何か1つで良いので爪痕を残したいと思っていたので耐えられました。
これが1年以上続いていたら私は事切れていたかと思います。そしてもう一つは良い上司に巡り会えたこと。
同じ会社でこの2つを経験できたのは大きかったかと思います。女上司の場合、何をやってもすぐに怒鳴られていてなかなか仕事にも身が入りませんでした。
でも男の上司に変ってからはどんどん新しいことに挑戦する勇気をもらえました。
男の上司の後ろ盾がありすくすくと私は育った感あります。
最初の頃に出来てなかったことが2年目以降からできるように変りました。
絶望が希望に変った瞬間でした。
その後、店長補佐になった時に会社は潰れてしまいました。
でもこの時のスキルは今も役だっています。
しかも資格も取らせていただいたので、今のお店では薬剤師並に重宝してもらっています。今の職場は良い同僚に恵まれています。
最初の職場のように自分以外は女性ばかりではなく、幅広い年代の男女が揃っています。
あの時に一番苦労した人間関係が今では克服出来ています。
まあ、あの頃と私も年を取り年相応の経験をしてきているので、ある程度相手に合わせるというテクニックも身についているので大きな争いもなく平和に過ごせています。
もう一つの課題である商品知識も大分改善されてきました。
薬品に関しては製薬会社の行っている勉強会に積極的に参加して知識をやしなっています。
さすがに化粧品はまだうといですが一般の中年男性よりは知識があると自負しています。
あの時の苦労は今も生きています。