何のスキルも身につかないなら余計に!20代での転職がおすすめです
「この仕事内容じゃ何のスキルも身につかない!」と危機感を持ったことが最も大きな転職のきっかけでした。
前職の業務は主に事務仕事で、その職場独自のシステムを使用していました。
そのため、ひたすらパソコンのF5ボタンを押すためだけに22時まで残業することも多々ありました。
その時にふと思ったのです。
「何のスキルも身につかないこの仕事をずっと続けていざ転職したくなった時に、転職できるのだろうか。」
「だったら第二新卒のうちに転職した方が良いのではないか。」
こうして、20代半ばで転職をしよう!と決意するに至ったのです。
社会保険等の手続きを自分で行うことにハードルを感じたため、無職の期間を作らずに転職したい、ということが私の希望でした。
そのため、フルタイムで働きながら転職活動を行うことにしました。
主に使用した転職サイトは「マイナビ転職」です。
サイトが見やすかったこと、検索しやすかったこと、営業メールが少なったことが理由です。
通勤途中に検索して気になる企業を保存し、休日に履歴書や職務経歴書を作成して応募、という流れでした。
20代中盤までは第二新卒として扱われることも多く、求人もかなりの件数あります。
この時に「早めに活動を始めて良かった!」と思いました。
職務経歴書に関しては、初めての転職活動で自信がなかったので、エージェントやサイトのチェック依頼を利用しました。
自分ひとりでは気付けないことに気付くことができるので、第三者に見てもらうことはおすすめです。
自分ではわかりやすいと思っていたことが実はわかりにくかった…ということもあります。
書類が通って面接に進むと、有休を使って休んだり早退したりして行きました。
お休みが取りにくい方は、終業後にオンライン面接を実施してくれる場合や、土日に面接を実施してくれる場合もあるので、ぜひ相談してみてください。
面接対策は特に何もしていなかったのですが、志望動機、現職の業務内容、それをどう活かせるのか、という質問はどこの会社を受けても聞かれたので、どこまで突っ込まれても答えられるように深堀りして日々考えていました。自己分析に近いですね。
面接では上手くいかずに落ち込むこともありましたが、その会社を受けなかったら行かなかった土地もたくさんあったので、お散歩したり、おいしいものを食べたりして気持ちを切り替えていました。
転職先が決まった後は、職場に退職の意向を伝えます。
私は有休をしっかり消化したかったので、退職日の1ヶ月半ほど前には職場に伝えました。
転職したい!という気持ちが強かったこともあり、転職先が決まる前からちょこちょこ引き継ぎ関係のマニュアルを作っていたため、スムーズに休みに入ることができました。
何事も事前準備は大事ですね。
そして、退職日の次の日が転職先の入社日になるように調整しました。
勤続年数は3年程でしたが、最後の出勤が終わった後はとても清々しかったことを覚えています。
約1ヶ月間の有休は、ひとりで温泉巡りをしたり、気になるスポットを旅したりと自由気ままに過ごしました。
ずっと働き続けていると1ヶ月間休みを取れるのは稀だと思います。とても良いリフレッシュになりました。
楽しかった有休も終わり、いよいよ転職先に入社する日がやってきました。
1週間ほど前から少し緊張していたのですが、入社日の2日前に人事から持ち物等が記載されたメールが届き、最後に「社員が出勤していない可能性が高いので、始業の5分前を目安にきてください」と書かれていて、緊張がほぐれた思い出があります。
その言葉を信じて始業5分前に新しい職場に行ったところ、本当に社員の半分ぐらいしか出勤していなかったので思わず笑ってしまいました。
初日は社内の案内や会社の歴史についての講義等、研修の前段階のようなことを行い、終了しました。
社員の皆さんも明るく気さくに話しかけてくれ、初日から打ち解けることができて安心しました。
転職先は前職と同じ業界ですが、全く異なる業務内容です。
企画、運営、事務、接客と多岐にわたり、ひたすらF5ボタンを連打していた前職に比べると徐々にではありますが、社会で必要とされる能力を総合的に身につけることができています。
物事に対する先入観があまりないのでぐんぐん吸収でき、社会人3年目の20代半ばで転職を決めて良かったと心から思っています。
また、少しずつ力をつけながら長いキャリアを築くことができるのも、20代で転職する魅力だなと感じています。
転職先を探す際に、年間休日や休暇制度、賞与についてはしっかりと確認しました。
マイナビ転職では各項目きちんと記載がありますし、会社によってはマイナビ転職の社員によるレポも載っています。
おかげで現職は有休がかなり取得しやすく、残業もあまりなく、前職より収入もアップし、平日の終業後も自分の時間を持つことができ、趣味を楽しむことができています。
バリバリと仕事をしたいのか、自分の時間を優先したいのか等、自分がどのような働き方を望んでいるのかを知り、望みに合った職場を探すことが大事だなと感じています。就活の時はそこまで深く考えていなかったので、前職を経験したからこそ新たな視点を持つことができました。
人生100年時代、人生を楽しく過ごす上で、仕事も大きな要素になると思います。
20代という人生の前半で、自分のキャリアを見つめ直してステップアップすることは、その後の人生にプラスに働くと感じています。
自分が経験して前に進めたと思えたらからこそ、少しでも多くの方が、納得のいく職場選びができると良いなと心から思います。