残業三昧、やる気無しのダメダメ職場から脱出した28歳OLの話

28歳女性、四年制大学

新卒で人材開発系の会社に入社し約6年働き、大手メーカーに転職。

・転職前の会社の状況

 新卒で有名企業に入社。残業も少なく、福利厚生が充実しているため、入社後約3年間は社内でも退職者はおらず、このまま退職まで働き続けるだろうと思っていました。

しかし、トップの人事異動によって、少しずつ状況は変化し、毎月誰かが転職していくようになりました。

そのため、一人ひとりの負荷は大きくなるばかり。横目で忙しそうな人を見ながら、自分もこうなりたくないなと思っていましたが、ついに自分も過大なノルマの提示、膨大な業務量をこなさなければならなくなりました。

最初は残業代が増え嬉しかったものの、次第に疲労がたまり、食事や睡眠も適当になりました。

・転職しようと思ったきっかけ、理由

膨大な業務に終われ、やる気のないチームメンバーと働くことに嫌気がさしたこと、お客様の中に暴言を吐く方がおり、ストレスに感じたことから、転職することを決めました。

・利用した転職サービスについて

リクルートエージェントとビズリーチを活用しました。

・転職サービスのサービス内容や感想

リクルートエージェントは大手ということもあり、有名企業の求人をたくさん紹介いただきました。しかしながら、希望年収よりも高めの求人が多く、書類選考さえもなかなか通らず、苦戦しました。担当者と相談したくても、常にスケジュール調整から始まり、短期間で転職活動をしたい身としては、エージェントとの調整に時間がかかることは苦痛でした。

ビズリーチはベンシャー企業からの直接スカウト、転職エージェントからのスカウトがほとんどでした。大手コンサル会社からの連絡もありましたが、説明会に参加してほしいというもので、実際に参加してみると、約40人ほどの参加者がおり、スカウトというよりも人集めな印象でした。

最終的には、ビズリーチ経由で連絡をくださった、IT系に特化したエージェントに返信し、転職活動を進めました。中堅のエージェントでしたが、リクルートエージェントよりも終始対応が丁寧で好感が持てました。また、応募企業への対策や相談にも乗っていただき、万全の準備で面接に臨むことができました。書類選考の通過率もよく、その後の面接の調整が大変でしたが、応募企業にこちらのスケジュールを伝えていただき、1日に複数社の面接や、夜の遅い時間帯でできるように調整をしてくださいました。

・転職先の入社1日目

コロナ禍ということもあり、入社1日目は終日オンラインでオリエンテーションを受けました。同期の中途採用者が想像以上に多く、和気あいあいとした雰囲気でした。

事前に配属先はわかっていたので、配属先の方とはメール等で連絡を取りました。オリエンテーション中、同期はまだ配属先から何も連絡がなく不安だと話していたので、自分の場合は配属先の上司ともコミュニケーションが取れていたので、安心できました。こればかりは、会社というよりも配属先の方の運だと思います。

出社していて、コロナもなければ、初日を終えたあとに歓迎会でもといった雰囲気になりそうですが、オンラインということもあり、初日は人事部のオリエンテーションで、配属先とのコミュニケーションはメール、そんな状況だったことから、定刻にオリエンテーションがおわり、何だか寂しい時間を過ごしました。コロナ禍でお酒をあまり飲まなくなったこと、これまで飲み会に多くのお金を使ってしまってもったいなかったという考えになったので、ある意味職場での飲み会がなかったことは嬉しかったです。(後々チームの方には歓迎会をしていただきました。)

・転職してよかったこと

これまでは新卒で入った会社がベースであり、他社のことはわからない状態でした。しかし、転職したことによって、前職と比較ができるようになり、転職後の会社の良さをより実感できたことは、よかったと思います。

前職では基本給はそこそこ、手当が多いような給与体系でしたが、転職後は基本給が高くなりました。どちらがいいのかは人によって異なると思いますが、手当は状況によって変化することもあるので、自分としては基本給が高い方が安心できます。ボーナスも基本給の掛け算となることから、転職後はボーナスの金額も増えました。

他にも前職では、最終的では何でも営業の責任という風潮が強く、プレッシャーが大きかったです。転職後は、各部署の責任範囲が明確でした。自身の責任範囲でエラーが起きた時には、他の部署からの指摘は強いですが、、、。

他にも、前職のマネージャーは勤怠管理や承認マシーン化している人も多く、給料泥棒と思っていましたが、転職し様々なマネージャーを見ましたが、みなさんビジネス創出に真剣です。マネージャーになるなら前職のほうが楽かもしれないとも思いますが、まわりの人からどう見られるかを考えたら、やはり尊敬されるマネージャーになりたいと思います。